1715:こたつ問題から事件へ(Twisted Column)


*こたつ問題について。
・この問題は、二重化していて、みんなのこたつ自体が良 いか、悪いか、そして建築系ラジオでこうしたコンテンツを配信したのは良いのか?というトピックに分かれている。前者については擁護する意見が皆無で、こ の作品自体が批判を誘うメタフィクション的な狙いがあったという深読みくらいしかない。後者がおそらくホットで、現時点では、mosaki のテキストがベスト。
http://blog.mosaki.com/?eid=905277#sequel
・ ただし、僕は混在したハチャメチャぶりこそがラジオの醍醐味だと思っており、mosakiの意見とは違う(座談会だって相当リライトしてしまう紙メディア や、事前にかなり台本が作成されるNHKなど、既存のメディアとまったく同じ評価軸を導入するべきではない)。むしろ、彦坂さんの山田さんに関する最新の コメントに近い。
http://hikosaka2.blog.so-net.ne.jp/
・ もっとも、僕もこの配信に一部問題があることも思っていて、それに関しては、9/28のシンポジウムで述べます。ネット上では僕が考えているのと同じ指摘 している人はいないようなので。下記が、こたつ問題にケリをつけるシンポジウムの告知です。iccで開催するコープヒンメルブラウ展のチケットが余ってい るので、当日の参加者から五名様に差し上げます。また、みんなのこたつの作者ともやりとりをしていて、当日来ていただけるよう交渉を継続しているところで す。ダメならダメで、結果の概要は報告します。
http://news-sv.aij.or.jp/jnetwork/scripts/view30.asp?sc_id=2372
・ さて、mosakiもふだんは最近の仕事紹介のブログになっていたところに、めずらしく入魂のテキストが書かれたように、こたつ問題は、批評をドライブさ せる装置になっている。紙メディアの古参で「権威」とされる、新建築が送りだす越後妻有トリエンナーレのレビューは、エレベータ・ミュージックのような公 共的なテキストだが、これこそが「正しい」批評なのだろうか?(当たり障りはないけど)。ネット上の反応を見て、おもしろいと感じたのは、どうも若い人の ほうが、批評について保守的なイメージをもっていること。最近の紙メディアの言説がモデルになっているのかもしれない。が、メディアが異なれば、言説のあ り方も変化する。今はともかく、twitterもいずれそういう可能性を導くかもしれない。『都市住宅』や『批評空間』のような言説がないから(今の若い 人は両方知らないも。なら、『新建築』や『10+1』ということで)、新しいメディアはダメだという、既存のモデルに頼った思考は嫌いだ。僕が彦坂さんの ブログで建築系ラジオはパンクだと書いたら、すでに名前が出た人にパンクはできないと反論があった。しかし、おじさんにはパンクができないという意見こ そ、あまりにもおじさん過ぎて、笑ってしまう。そう、笑いこそ、おそるべき破壊力と伝染力をもっており、だからこそ、こたつ問題の配信は紙メディアにでき ないことを送り届けた。詳しくは、28日に話します。

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